10th Anniversary Special Comment

ライター 水谷エリ

2017.06.01 UP

ライター 水谷エリ様よりメッセージを頂きました!


DaizyStripperの皆様、10周年おめでとうございます。
始動ライブを行った日がまるで最近のことに感じられるほど、皆さんにとってはあっという間の10年だったと思います。
良い作品を作る為に毎日のように深夜にまで及ぶミーティングを重ねたり、ライブでは開演時間ギリギリまでリハーサルを行っていたりと、どんなときでも妥協しない完璧な姿勢から、“優等生バンド”と呼ばれることもありましたが、“俺たちはロックバンドだ、イイコじゃない!”という反骨精神によって生み出された楽曲の多くが、DaizyStripperの軸を支えていると思っています。

また、この10年、取材をさせてもらう中でわかったのは、いつどんなときでもメンバーはトレゾアのことを考えているということでした。
こんな作品を出せばトレゾアは喜んでくれるに違いない、こうしたライブをやればトレゾアは絶対に楽しんでくれる、そうした想いを持っているだけに、冒頭に書いたような努力も苦ではないのでしょう。
だからこそ、バンドとして大きな壁に直面したときや、何かの決断を迫られたとき、いつも真っ先に浮かぶのはトレゾア1人1人の顔だったはず。
みんなの居場所を守るため、DaizyStripperのメンバーは最善の方法を取りながら、10年間という長い期間、活動してきました。

それだけに、今年の夏にメジャー・デビュー・シングルを出すことが決まったという話を聞いたときはとても嬉しかったです。
よく、バンドがメジャー・デビューをすると遠くに行ってしまいそうで嫌だという意見も耳にしますが、今よりもっと活動の幅が広がれば、DaizyStripperのことを目にする機会が増えると思います。そう考えると、遠くに行くというよりも、ぐっと身近な存在になるような気がしてなりません。
彼らにとっては、10周年を迎えたここがゴールではなく、ここから先を見据えた行動をしているからこそ、今回の選択を取ったはずです。

新たなスタート地点に立ったDaizyStripperは今よりも輝きを増して進んで行くことでしょう。
いつまでも、いつまでも、トレゾアとの居場所を大切に。これからも益々の活躍を期待しています。本当に、10周年おめでとうございます。

(ライター 水谷エリ)